本書は、税理士事務所の個人事業者や法人税の担当者が、顧問先の社長などとの会話を通じて、資産対策について実行が必要であることについて気付きを与えたり、表現していない資産税の問題を確認することができるような事例を集めたものです。

本書の著者は、長年にわたり税理士として多くの事例についての経験を有する者で、体験事例のうち資産税務業務についての基本科目の確認のために必要な会話、具体的な相続対策を実行に導く会話、意思決定を促す会話などを中心に事例を厳選してまとめてみました。

第１章では、個人の事業者との会話で相続対策の基本について解説し、第２章は法人の顧問先の社長との会話の中で、自社株などの承継などについて、社長との会話の中から問題点の抽出や具体的な対策などを解説しています。